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和歌山駅より徒歩10分 和歌山インターより車で10分 和歌山市太田3-3-18(宮街道 弥一 様 裏側) 定休日:日・祝、水・土の午後

初めての鍼灸

1、鍼(はり)ってどんなもの?

まずは鍼についてご説明します。

鍼灸治療に使用する鍼はこんなものです↓


鍼の細さですが、顔に使用するものですと0.1~0.12mm

からだの施術に使用するものの基本は0.16~0.2mmほどです。

その中であなたのからだに最適なものを選んでいます。

髪の毛の直径はだいたい0.07~0.15mmです。

ちなみに、「はり」というと注射を想像する方が多いと思いますが…

注射針の太さは約0.7mm

なんと鍼灸に使用する「はり」の5倍以上の太さなのです!!

☆↓こちらが鍼と髪の毛を並べて比較した写真です☆

上から
0.10mm
の髪の毛
0.12mm
0.16mm

です。


ではこの鍼ですが、使用する直前までどんな状態で保管されているのかといいますと・・・


滅菌された鍼が1本ずつパックされています。

感染症や鍼が劣化して折れてしまう事故を予防するためにこのように保管されているのです。

1回1回、新品の鍼を使用し、施術後には専用のBOXへ破棄しています。

このように鍼灸治療に使用する鍼は衛生的で安全面の配慮がきちんと行われているものとなっています。

鍼というからには、金属製で
金属アレルギーをお持ちの方は鍼灸治療を受けられないのか?

と気になるところですが、現代の鍼灸では金属アレルギーが出るリスクが非常に低いステンレス鍼が多く用いられています。

おからだの状態を常に確認しながら施術していきますのでご安心ください!

 

 

 

2、灸(きゅう)ってどんなもの?

鍼に続いて、お灸についてご説明していきます!

まずお灸はこんなものを使用しています。

 


お灸というと…
“灸をすえる”という慣用句があるように、

悪いことをした罰として…な~んて、あまり良いイメージがないように思います。

鍼灸師として、非常に残念な気持ちでいっぱいです。

さて、このように、皮膚の上に三角形にもぐさをのせて点火する→熱い

というお灸は
現在はほとんど行われていません!

上の写真のように
厚紙でできた台座(緑の部分)がついていて、裏を見るとまぁるく穴があいています。

上で燃焼しているもぐさ(白い円柱状になっている部分)の熱だけ
がこの穴を通して
皮膚上に温かさを伝えてくれます。

お肌にやけどの跡をつくらず、とても安全に治療部位を温めることができます(*^_^*)

熱さの調節もできますし、熱いと思ったらガマンせずに

言っていただければすぐに取り除いていきます。

女性の大敵である『冷え』の改善に大変効果のある治療法で、

お客様からとても人気のある治療のひとつです♪

お灸の気持ちよさにハマって、
ご自宅でのセルフケアに取り入れている方もいるくらいです…♡

 

 

3、鍼灸はどんな症状に効くの?

 

鍼灸治療に使用する『鍼(はり)』と『灸(きゅう)』のことが少しわかったところで・・・

それでは、鍼灸治療ってどんなお悩みを持つ方が受けられているのか?

をご紹介していきたいと思います!

鍼灸治療は肩こり・腰痛・神経痛・関節炎ぐらいにしか効果がないのでは?

と思われがちですが、多くのつらい症状や病気に効果があり、

その可能性はまさに無限大∞です。

近年、NIH(米国 国立衛生研究所)の見解として

★鍼灸療法の各種の病気に対する効果とその科学的根拠
★西洋医学の代替治療としての効果についての有効性

が発表されました。

東洋医学や鍼灸療法が、まゆつばまたはスピリチュアル的なイメージをもたれがちなので、

このような見解が発表されたことは鍼灸治療の普及にとても良い影響を与えてくれていると思います(^-^)♪

WHO(世界保健機関)が鍼灸療法の有効性を認めた病気として以下のものを挙げています。

【神経系疾患】

神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症

頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー

【運動器系疾患】
関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症

五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷(骨折、打撲、むちうち、捻挫)の後遺症

【循環器系疾患】
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ

【呼吸器系疾患】
気管支炎・喘息・風邪および予防

【消化器系疾患】
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)

胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾

【代謝内分秘系疾患】
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血

【生殖、泌尿器系疾患】
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎

【婦人科系疾患】
更年期障害・冷え性・乳腺炎・白帯下

不妊・生理痛・月経不順・PMS(月経前症候群)

【耳鼻咽喉科系疾患】
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎

ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎

【眼科系疾患】
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい

【小児科疾患】
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)

小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善

※公益社団法人 日本鍼灸師会から抜粋させていただきました

 

つらつらと羅列してしまいましたが

ご覧のとおり、適応範囲はかなり幅広くなっています。

中には精神的な疲労やストレスが要因と言われる【不定愁訴】も多く含まれています。

上記はWHOの一覧ですが、実際には記載されていない症状にも有効です。

“私の不調にはどうかな?”

と思ったときには、まずはお電話などでお問い合わせしていただくことをおすすめします。

当院はそのようなお問い合わせやご相談も承っておりますので

お気軽にご連絡くださいね(o^-^)

4、鍼灸治療の効果とは?1-(1)自律神経

こちらのトピックでは、鍼灸治療ってはたしてどんな効果があるのか?をお伝えしていきます!

 

長くなる予感なので、この項目は小出しにしていきます(((^_^;)

わかりやすく書いていると思いますが、いかんせん文章が長めですm(_ _)m

項目だけをさらっと目をとおすだけでも理解できると思いますが、

より詳しい内容にご興味がある方は本文もじっくりお読みくださいね(*^_^*)

※本文までお読みいただける方がいらっしゃれば、報われますw

鍼灸の刺激は、自律神経系・内分泌系(ホルモン)・免疫系に作用して、

生体の恒常性(病気を自然に回復させる作用)
に働きかけることができます。


この3つは、私たちが生きるために必要不可欠な要素で、

お互いに影響を与え合いながら、良いスパイラル(時には、悪いスパイラル)を

巻き起こします。

良い循環は、よりスパイラルアップさせる!

悪い循環は、断ち切る!そして良い循環へ変えてゆく・・・

そうすることで『生体の恒常性』の“輪”はどんどん大きく成長し、

活力と生命力が満ち溢れた健やかなこころとからだへと向上していくのです♪


そして、鍼灸の最大の利点は、副作用がないという点にあります。

これを語らなかったら、鍼灸治療の魅力は大幅減(>_<)になってしまうくらい、

とっても重要なことです。

薬や西洋医学で用いられる対症状療法と違い、

体内の様々な機能を整えて向上させることで免疫力と自然治癒力を高め、

自身の本来持っている力で症状を改善していく
根本治療なのです。

それではまず、3つの要素の中の大黒柱【自律神経】への作用からいきます!

(1)自律神経系への作用

鍼灸の刺激は過緊張状態に陥った自律神経の働きを和らげることができます。

鍼灸治療を受けていると、ついつい眠ってしまったり、治療後にふぅ~っと楽になるのは

治療の気持ちよさがβエンドルフィンという快感を感じる神経伝達物質を活性化させ、

自律神経の働きを効果的に和らげているからです。

私たちのからだは60兆の細胞で成り立っていますが、すべての細胞は自律神経によってコントロールされています。

自律神経には 交感神経副交感神経があり、各内臓器は双方に支配されています。

一般に、内臓に対して交感神経は抑制的副交感神経は亢進的に働くとされています。

つまり、リラックスしている状態の時に活発に働くということです。

ここで、全身に分布する血管を例に出してみましょう♪

内臓を動かしている筋肉は交感神経のみによって支配されています。

ということは、交感神経が興奮しすぎていると血管が収縮してしまい、

内臓に十分な血液が行き渡らず、機能低下を起こしてしまうということになります。

鍼をうつことで交感神経の働きを抑制することができます。

この結果、刺鍼部位への血流が増加し、患部の血行不良を改善するのです。

固体の自律神経レベルが交感神経(または副交感神経)の片方ばかりに偏る状態が続くと、

自律神経の失調状態となり、様々な不調や病気を引き起こします。

【ストレス】

交感神経緊張

顆粒球増多

組織破壊の病気(胃潰瘍、痔、癌、自己免疫疾患)


【運動不足、過保護】

副交感神経緊張

リンパ球増多

アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症)

病気の多くは交感神経側に偏っていて、副交感神経を優位にする必要があります。

鍼灸刺激は特に副交感神経反射を誘発する力があると言われています。

しかし、最近では偏頭痛やアレルギーなど、副交感神経の過緊張による不調も多く見られています。

それらの症状に対しても鍼灸治療は効果を発揮していますので、

副交感神経反射の誘発に限らず、自律神経系全体を整える効果があると言えるでしょう!

 

 

5、鍼灸治療の効果とは?1-(2)免疫系(3)内分泌系

さて。

自律神経以外の、残りの2つ「免疫系」「内分泌系」への影響の説明ですね!



(2)免疫系への作用

免疫系は自律神経系と連動して私たちの体を効率的に防御する

という役割を担っています。

鍼灸治療によって免疫機能をつかさどる白血球やリンパ球の産生を促し、

体内の抗体を強化させることによって、自己の免疫力を高めることができます。

新品で無害な鍼とはいえ、皮膚を通って体内に入ればそれは“異物”と認識されます。

からだにとっての“異物”を除去しようとする働きこそが『自己免疫力』であり、

鍼をうった部位の血流を増加させるということにつながっています。

(3)内分泌系への作用

鍼灸による皮膚刺激を通して、

脳の中でもさらに自律神経の中枢と言われる視床下部にも作用し、ホルモン分泌のバランスを整えます。

例えば、副腎皮質ホルモンに働きかけることにより、抗炎症やアレルギー症状を抑えます。

この他にも、糖代謝作用や胃酸分泌抑制などが挙げられます。

(^ω^)。

…あれっ??

前回の自律神経の項目とちがって随分あっさりとした文章で逆に拍子抜け・・・

という方もいらっしゃるかもしれないくらいあっさりした内容となりました(笑)

というのもですね、3本柱の中でもさらにボス的な支柱である自律神経様のご活躍あっての、免疫系と内分泌系なんです。

この2つは自律神経のサポート役でもあり、お互いに相乗効果を上げ合う仲間なのです。

なので、この2つの説明をしようとすると、前回の記事を重複するような内容

もしくはスーパーマニアックで専門用語だらけの文章になってしまうんです。。。

鍼灸ビギナーの方の不安や疑問を取りのぞき、興味を持っていただきたい

という思いから始めている【ガイド】ですので、むちゃな深堀りは避けさせていただきます(^^)b

ということですので、前回の長い記事をさら~っと通り過ぎた皆様!

ぜひ気合いのこもった自律神経様のページを再度お読みいただけると嬉しいですっ(人´∀`)♡

6、鍼灸治療の効果とは?2鎮痛作用

さて。

長編大作になりつつある“鍼灸治療の効果”ふたつめのご紹介です☆

前にもおはなしをしたことがありますが、鍼灸はまゆつば的・スピリチュアル的

な治療だと思われることが多いのが現状です。

人の手によって施される施術ですから、少なからずそのような効果を疑うことはありませんが、

欧米諸国で東洋医学が注目され、鍼灸の効果について研究された結果、

鎮痛を促すシステム2種&筋緊張を緩めて血流を増加させる

という科学的根拠がはっきりと解明されています!

鍼は体表の細く鋭い刺激に反応する神経を刺激し、

中枢神経(脳や脊髄)内に天然のモルヒネのような物質を放出させて

痛みを抑制するシステムを発動させ、痛みを伝える神経の興奮を遮断します。

それと同時に、鍼や灸の刺激は体表の太く鈍い刺激に反応する神経も刺激し、

こちらは中枢ではなく、末梢の神経での痛みを抑制するシステムを発動させて痛みを感じなくさせます。

*これはからだの一部をどこかにぶつけた時に、その部位をさすると痛みが和らぐのと同じことです(・∀・)

痛みを感じているからだに外から別の刺激を与え(痛みのダミー)

本来の痛み感覚をブロックする、というイメージですね( *`ω´)

鍼灸は先に説明しましたように二重で痛みをブロックすることができるので、

鎮痛効果がとっても高いのです。

また筋肉の深さまで鍼をうつと、神経刺激を介して血流を改善させ、

痛みの原因となっている“痛みを誘発させる発痛物質”を洗い流してくれます。

痛みを感じている時というのは交感神経が過剰に緊張し、末梢の血管を強く収縮させている状態です。

同時に運動神経も興奮させるので筋肉は硬くなり、血管を圧迫して血行を悪化させます。

発痛物質や老廃物が一層その部位にたまり、さらに痛みを増強させることになってしまいます。

これこそが「痛みの悪循環」と呼ばれる現象です(´・_・`)

鍼灸治療は、体表からの刺激を利用してこの悪循環を断ち切ることができる治療法です☆

4、鍼灸治療の効果1-(1)

の記事で既に説明はしていますが、

鍼灸の最大の利点は、副作用がないことです!!

体内の様々な機能を整えて向上させることで免疫力と自然治癒力を高め、
 
自身の本来持っている力で症状を改善していく治療法です。


西洋医療の急速な発展により様々な薬が開発されており、

病院へ行けば必ず数種類の薬が処方されるこのご時世ではありますが

でも、その前に。

ご自身のからだの中で眠っている“ちから”を信じてみるのもいいのではないでしょうか?

あなたが思っている以上に、あなたのからだには素晴らしい能力が備わっているのですよ^^

7、鍼とマッサージの違いとは?


前回までは、鍼灸治療の効果について科学的な根拠をふまえて説明させていただきました。

それらの効果はマッサージでは代用できないのでしょうか?

今回は鍼灸治療にしかできないこと」について解説をしていきます☆

マッサージと鍼(この項目は鍼限定とします)の絶対的に違うところは

鍼は直接刺激することができる!というところです。

指圧やマッサージはいくら強く押したとしても、

皮膚(表皮)を通過して真皮や皮下組織にとどくことはありませんよね?


そんなことがあったら恐ろしすぎます…((((;゚Д゚))))

一方、鍼はと言いますと、からだにうっていきますので


皮膚(表皮)を通過し、真皮→皮下組織→筋肉まで到達させることができます

 


体内に直接刺激を入れることができるメリットは

・感覚神経と運動神経の両方を覚醒させることができる
(=二重鎮痛システムによる痛みの緩和)
を参照してください

血流の増進をすることができる→老廃物などを効率よく流すことができる

・血液中の白血球やリンパ球を増やし、免疫力を高めることができる

・過緊張と血行不良で凝り固まっている筋肉はやわらかくなり

機能が低下して冬眠状態になっている筋肉は鍼による微細な刺激によって活性化する


・表皮の下に重なっている真皮に刺激を与え、コラーゲンなどのタンパク質の合成を促す

私たちが一般に「皮膚」と呼んでいる「表皮」には血管が通っていません。

血管が通っているのは真皮以下の組織になります。

そのため、表皮の下にある真皮や皮下組織、筋肉に鍼の刺激が与えられることは表面上の刺激だけよりもはるかに有効といえます。

この鍼治療のメリットを取り入れた美容法こそ、

今とても注目されているお顔への美容鍼なのです!

(*美容鍼の項目も追加予定です☆しばしお待ちくださいませ^^)

目的部位へ直接刺激を入れるのは、鍼にしかできない施術法です。

どうですか?受けてみたくなったでしょう~~~(笑)

 

8、お灸とお風呂の違いとは?


鍼とマッサージの違いについての記事が予想以上に反響がありました(*^_^*)

改めて、お客様にきちんと伝わる説明をすることの重要性を感じています。

これからも鍼灸の良さを発信します♪皆様に届け~(n‘∀‘)η

さてさて。本題は前回に引き続き、『比べてみました』のコーナー!!

今回はお灸です。

既述していますが、お灸は局所を温めることで血液循環の改善をしたりリラックスさせるものです。

ではこの・・・《温める》・・・

お風呂に入ることも「温める」ですし、お灸をするのも「温める」です。

お風呂とお灸の目的はどちらも“温める”ですが、何が違うのか?

を解説していきます!

お風呂は、循環を良くするために全身をくまなく温めます。


それに対してお灸は、からだの中で特に冷えている部位を局所的に温めます。


それぞれをグラフにしてみると…



どちらが良い・悪いということではなく、使い分けが大切だということ。

不調の部位は血色が悪かったり皮膚の状態が良くなかったりして、

代謝が悪いサインを出しています。

皮膚をさすってみるとそこだけ凹んでいたりもします。

その不調サインが現れている部分は、まず周りの状態に合わせてバランスを整える作業が必要です。

広範囲を温めると、不調部位以外の部分も同じように温まるので

ひらいている差は縮まりません。

全体の温度を上げることとは別に、

ひとつの体中で生じているギャップ(=差)を
縮めて、

調和をとってあげることも必要なのです。

お灸はとっても小さいものですが、そのパワーは絶大で、

症状や使い方によってはお風呂よりもずっと効果的なのです。

鍼とちがって、セルフケアに取り入れることができるのも魅力のひとつ♪

とはいえ、
もともとは国家資格である灸師の免許を保有していなければ扱えない治療道具です。

ご自宅でお灸をしたいとお考えの方は、
お灸を扱う専門である

鍼灸師に事前に相談していただくことをおすすめします(^-^)/~

 

9、鍼灸がからだに合う、合わないってどういうこと?


鍼灸という治療法について8回にわたって紹介をしてきました^^

今回はタイトルにもしているように

「鍼灸が合う、合わないってどういうこと?」

「自分に鍼灸が合っているのかわからない

「鍼灸が合わない人が治療を受けるとだるくなったりボーっとするって聞くんですけど・・・」

という、鍼灸治療を希望される方によくいただくご質問についておはなししていきます☆

正直なところ、たしかに施術後にだるさなどが出る可能性もあります。

しかしそれは鍼灸治療自体がその方に合っていないということではなく、

刺激量がその人&その時 の状態にとって適切でなかった可能性があるということです。

鍼灸は、
鍼…太さ、深さ、本数
灸…熱さ、壮数

などのそれぞれをかけあわせた数だけ刺激量の決め方があり、

そこへさらに、受けていただくお客様の元々の体質やその時のからだの状態をふまえていかなければなりません。

もちろんお客様のからだは誰ひとりとして100%同じではありません。

刺激量以外にも、感覚が研ぎ澄まされていて刺激に敏感であったり、

はたまた慢性の痛みが長期間続いていて痛みに鈍感になっている、

という方もいらっしゃいます。

鍼であれば、筋肉が凝り固まりすぎていて鍼刺激に敏感だったり、その逆で感じにくくなっているということもありますし、


お灸であれば、冷えが進行しすぎてお灸の熱がいつも以上に熱く感じたり、逆にまったく感じないということもあります。

刺激に対する感受性や閾値も、その方の体質やバックグラウンドが関係しているため、本当に人それぞれなのです。

ですから私たち鍼灸師は、
*鍼灸治療を受けるのが初めての方
*過去に受けたことがある方
*現在定期的に受けている方

に関係なくすべての方に細心の注意をはらい、

鍼の太さの選択や、深度、うつ本数などをかけあわせて

刺激の量を調節しています。

お客様ひとりひとりにとっての適切な刺激量を見極めて、

痛くない・熱くない・気持ち良い♪

そして効果の出せる治療を常に意識して施術にあたっております。

鍼灸治療で辛い思いをしたことがある方はぜひその旨をお伝えください。

一緒に最適な治療を探り、心地よい時間を過ごしていただけるよう尽力いたします(*^_^*)!!

 

10、鍼灸治療を受ける頻度はどうやって決めるの?


ついにこの【初めて鍼灸ガイド】、10回を迎えました\(^^)/

今後も多くいただくご質問があった時には随時紹介していきます!!

さて。質問シリーズ第2弾いってみましょう~☆

「継続して鍼灸治療を受ける場合、どのくらいの頻度で通えば良いですか?」

「この症状は何回治療すれば良くなりますか?」

治療を受ける間隔ですが、お客様の状態や疲労具合などによってその都度変えています。

症状が強く重く出ている時期は少し間隔を詰めて来ていただくことをおすすめしていますし、

ある程度状態が良くなってきた時には、また間隔をあけて来ていただければ良いとおはなしをしています。

施術をさせていただいていて感じるのは、

月に1回でも定期的に治療を受けて下さっている方のおからだは

高い水準で良い状態をキープできていて

万が一、症状が現れても治りが早かったり、ひどくならないで済んでいることが多いということですね(^-^)

何回治療をすれば良くなるか?についても症状によって異なりますが、

良い状態をキープするためのメンテナンスを定期的に入れていくことがとても重要だと思います。

ナッシュボディは、鍼灸治療だけでなく、整体やアロママッサージ、

さらにパーソナルトレーニングまでトータルでお客様のサポートができる

他にはない、こだわりがあります。

もともとはからだの不調のために治療へいらしてくださっていたお客様も

調子が良くなってくると今度は、

『今よりもっと健康的なからだになりたい!』

という目標を持ち始めます。

このように自分の内側から前向きな欲求が生まれ、

パーソナルトレーニングに取り組み始めるお客様が本当に増えてきました。

私たちにとって、これほど嬉しいことはありません(´;ω;`)

これこそ健康や恒常性のスパイラルアップなのであります☆

本来私たちのからだには自然治癒力が備わっているので

何らかの不調が現れても自分の免疫力で回復するように働いてくれていますが、

現代に生きる私たちは日々様々な環境からストレスを受け続けています。

それらをじょうずに解消することができなかったり、

受けるストレスが過度な場合に免疫力が低下して、色々な症状や病に罹ってしまうのです。

セルフケアだけではまかないきれない精神的・肉体的ストレスに対しては、

プロメンテナンスで免疫力を高めてからだを整えることが必要になってきます。

いつまでも同じ地点でサイクルを回していてもスパイラルアップはしていきません。

その時の状態に合わせた治療やトレーニングを定期的に取り入れて、

ご自身で調子をコントロールできるようになるのを全力でお手伝いさせていただきます(*´∀`*)

・・・少しおはなしがそれてしまいましたが・・・

つまりはセルフメンテナンスでご自身のからだを主観的に見つめることと同時に、

プロメンテナンスで客観的なからだのチェックをすることを取り入れていただくと、

かなりの確率で病気を未然に防ぐことができますよ^^♪

(東洋医学的には未病治“ミビョウチ”といいます)

ということです!!☆

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